不等沈下というのは、建物の基礎や地盤が場所によって異なる沈下をすることをいいます。 不等沈下が起こると、直接建物自体にも影響し、ひび割れ、傾斜などの不具合を起こすことも多いです。
不等沈下の主な原因としては、次のようなものがあります。 ■基礎の地盤が不均一で不安定であること。 ■盛土の締め固めが不十分なため、建物の重さに耐えきれないこと。 ■地盤の中に、部分的に軟質の粘土塊や有機物があり、これが圧密沈下すること。...など
不当な履行遅延の禁止というのは、宅建業者は、その業務に関してなすべき宅地や建物の登記、もしくは引渡しや取引にかかる対価の支払いを、不当に遅延する行為をしてはならないとするものです。
「不当に遅延する」というのは、自己の利益を得る目的や自己の怠慢によって、約束の時期に約束どおりに実行しないことをいいます。 ただし、不当性を持つかどうかについては、社会通念によって定まるものなので、具体的なケースごとに、個別に判断することになります。