一部繰り上げ返済に効果的なことについて教えてください。
一部繰り上げ返済で重要なのはタイミングになります。それは、一部繰り上げ返済の実行は早ければ早いほど効果が高くなるからです。
たとえ、同じ額を内入れしても、時期によって効果は異なってきますが、これは、借入金残高の多い時期が長いほど減らすことのできる利息も多くなるからです。
ちなみに、無理な内入れで不測の事態のときに手元に現金がないようでは困りますので、一定の貯蓄は必要です。
固定金利選択型を活用している場合はどうしたらよいですか?
民間金融機関の住宅ローンで固定金利選択型を活用している場合には、固定金利期間終了時に一部繰り上げ返済を考えるようにしましょう。
これは、もし金利が上昇する場合、まとまった金額を一部繰り上げ返済することで、そのダメージを小さくすることができるからです。
この際、返済額をできるだけ抑えたい場合には、「返済額軽減型」を選択します。ただし、「期間短縮型」を選択した方が、総返済額を少なくすることができます。
ちなみに、公庫融資では当初10年間は基準金利が適用され、11年目から金利が変わる段階金利制がとられていましたが※、この場合には、段階金利前に一部繰り上げ返済すると効果が高くなります。
※平成17年5月までに申し込んだ人です。
一部繰り上げ返済はいくらからできるのですか?
一部繰り上げ返済できる金額というのは、金融機関によっても異なりますが、フラット35では100万円から、銀行などでは一般に50万円からとなっています。 |