フラット35の融資条件の変更はどうなっているのですか?
フラット35の場合、手数料無料で融資内容を変更できます。また、収入が順調に増えたときには、より有利な返済方法に変更することも可能です。
具体的には、現在のままの返済期間では、定年退職した後も返済を続けなければならない人の場合は、毎月の返済額を増やすことで返済期間を短縮し、定年前に完済することも可能です。
ただし、こういった条件変更をするには、事前に相談したうえで、住宅金融支援機構の承認を得なければなりません。
ちなみに、現在、公庫融資を返済中の人の場合は、このような条件変更は、手数料5,250円を支払えばできることになっています。
フラット35の条件変更の種類にはどのようなタイプがありますか?
フラット35の条件変更には次のようなものがあります。
■返済が困難になった人の条件変更
この場合には、次のような変更が考えられます。
・毎月返済額を減らして返済期間を延ばす。
・遅れている分を今後の返済に加えて遅れている返済分を解消する。
・一定期間毎月返済額を減らす。
■毎月の返済負担を軽くしたい
この場合には、元金均等返済から元利均等返済へ、または、返済期間を延ばすという変更が考えられます。
ただし、これは当初可能だった最長返済期間よりも短い期間で融資を受けていた人に限られます。
具体的には、35年返済が可能だった人が25年返済で借り入れをしていた場合なら、10年までの延長が可能ということです。
■余裕資金でまとめて返済したい
この場合には、一部繰り上げ返済を利用します。
一部繰り上げ返済には、毎月の返済額を減らして返済期間はそのままという「返済額軽減型」と、毎月の返済額は変えずに返済期間を短くする「期間短縮型」があります。
■総返済額をへらしたい
この場合には、元利均等返済から元金均等返済へ、または、返済期間を短縮して毎月の返済額を増やすという変更が考えられます。
■ボーナスの額が減ったので、ボーナス返済の負担を軽くしたい
基本的には、ボーナス分の支払いを少なくして、その分毎月返済額を増やす、または、ボーナス併用返済をやめて、毎月返済のみにするという変更が考えられます。
その他、次のような変更も可能です。
・ボーナス返済月を変更する。
・ボーナス分の支払いを多くして、その分毎月返済額を減らす。
・毎月返済のみをボーナス併用返済に変更して、その分毎月返済額を減らす。 |